「一度の施術で永久に治る?」痛みが再発する理由

2026年10月1日

「骨がズレたら、また痛くなりますよ」

これまで何度もそうお伝えしているのですが、先日施術したテニス仲間から
「それがね、また痛くなったのよ」と言われてしまいました。
まるで僕が施術したらもう一生痛くならないといったニュアンスで。

それもそのはず、テニス仲間の皆が知るテニスコーチを僕が一回で治したからです。
そのテニスコーチを治療した時はすぐに良くなり、施術から6年経った今でも痛くないそうです。(彼の症状は数か月苦しんだ腰痛でした)

だからその方はそう思ったのかもしれません。

そもそも一回の施術で「永久に治る」なんてことは、稀にしかあり得ません。(その場ですぐに痛みが取れてしまいしばらくは大丈夫な方も多いですが、再発も当然します。)

他の整体院に比べればかなり早く改善できる自負はありますが、生活や運動をしていれば関節は再びズレる可能性があります。

実は今回、僕自身がテニス肘になってしまい、かなり痛い思いをしました。

テニス肘の根本原因も関節(骨)のズレです。 患者さんの施術であれば、ズレの方向をすぐに発見できるため、靭帯が伸びている期間を短く抑えられ、正しい方向に矯正して早めに治すことができます。

しかし、自分自身の身体となるとそうはいきません。
どうズレたのか自分ではわからないからです。

今回の僕の場合、自分自身だったためズレた方向を正確に把握するのに数週間もかかってしまいました。大まかな方向しか分からず、試行錯誤しながら矯正を始めたため、治癒に時間がかかってしまったのです。さらに炎症も伴っていたため、回復がかなり遅れました。

それでもテニスがしたいので、週に1〜2回プレイしてはまた痛くなり、帰宅して矯正する……という状態を繰り返していました。矯正を始めるまでに数週間ズレたままの期間があったため靭帯が伸びてズレやすくなっており、「テニスをする⇒ズレる⇒矯正する」のイタチごっこになっていたのです。

ここで皆さんに知っておいて頂きたいのが、「ただ休んでいるだけでは、この痛みはなかなか消えない」ということです。

よくテニス肘というと「休むのが一番の治療だ」と言う方がいますが、本当の正解は、原因である「ズレ」そのものを元の位置に戻した上で休ませることです。
もちろん、ズレの程度にもよりますが、
休んだだけでは伸ばされた靭帯がずっと伸ばされて関節が不安定になります。
そして又ズレる訳ですね。休むという事は炎症を鎮める事は出来ますが、根本のズレは治りません。

これは肘に限らず、どの部位でも同じことが言えます。

まとめ:
1.
一回ズレた関節(骨)は、すぐに戻さなければいけない。
受傷後、すぐに元の位置にズレを戻せば伸ばされた靭帯が縮んで関節を固定できる。
→今後、ズレにくい関節に戻る。

2.
ズレてから時間が経ってしまった部位は関節を固定している靭帯が伸びている為、戻してもすぐにズレやすく(関節の遊びが大きくなる)、何度も継続して矯正が必要になる。

痛みが出たら放置せず、早めのケアと適切な継続矯正を心がけましょう。